子供の頃から広い世界を知るメリット
こんにちは。みなこです。
先週末のキッズ英会話クラスで、ニューヨークに住むアメリカ人の子供達にビデオ通話するという新しい試みをしました。
(ちなみにその子供達とは、私たちの親戚。うちの子ときょうだいのように育った間柄です。)
なぜそんなことをやってみたかというと、それはDee’s Englishの子供達に広い世界を知って欲しかったから。
…なんとも、ありがちな言葉です。
ではそもそも子供の頃から広い世界を知ると一体何がいいのか?
それを自分に問いかけてみて、自らの体験から答えが出ました。
それは「他人と自分に優しくなれること」ではないかと、私は思うのです。
人は、様々なタイプの人間を知ることで、物事の捉え方が豊かになります。
一つの方向性からだけではなく、広い視野を持つことで「あ、こういう考え方もあるか」と、許容範囲が広がります。
分かりやすいように極端な例を挙げると、もし外国の文化に一切触れずに育った子がいるとしたら、その子は一般的な日本人の文化の範囲内だけで物事を判断するようになるでしょう。(テレビやネットがある現代で珍しいケースですが)
常識やマナー、美しさの評価など、人生のあらゆることにおいて、限られたリソースの中だけで自分の考えを作り出します。
一方、いろいろなタイプの人間と触れ合って育った子はどうなるでしょうか。
肌の色や、髪の毛が、自分や学校の友達とは全く異なる。
生活スタイルも違う。
ガムを食べながら授業を受けていたり、靴を履いたまま足を机に置いたり、日本でなら親や先生に注意されるようなことを平気でしている。
スーパーの店員が仏頂面で接客をしていても許されている。
そのように自分の常識とは違う次元にいる人たちと接点を持つことで、脳内のデータベースがどんどん増え、「自分や親とは違う考え方を持つ人がいるのだ」と自然と覚えることができます。
すると、他人の個性を尊重できるようになったり、自分とは異なる他人の行動にも理解を示そうとします。
「みな違って当然」と考える公平性を学ぶのです。
他人を尊重する人間は、自分が何か周囲と違うことをしたり、他人と違う意見を持つことにも抵抗が少ないです。
つまり自分自身に対しても寛容になれるわけです。
そのように考えを巡らせると、子供の頃から広い世界を知ることが、その子の人生に非常に大きな利点をもたらすと確信するに至りました。
もちろん、英会話クラスのZOOMだけでは、体験できることは限られています。
でも、外の世界に親しみを持ってくれるきっかけにはなると思うので、この取り組みは定期的に行っていきたいと思います。
時差の関係でどうしても地域が限られてしまうのですが、いろんな国の人たちを紹介していきたいです。
次はどんな人と繋がれるか、楽しみにしていてください。